デブえもん一家 うつうつ闘病日記 うつうつ闘病日記

うつうつ闘病日記.056(情緒的)

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こんにちは。
僕デブえもんです。

担当さんとの面談で、JAXA(ジャクサ)のメンタルヘルスを担当する松崎一葉教授の話をして頂きました。

皆様、宇宙兄弟って見た事ありますか?

あの物語の中にも沢山のメンタルテストや、実際にパニック障害(ひびと)が出てきます。
(隔離された部屋での行動で人の反応をみたり孤立して不安になったり)

そして宇宙飛行士選抜試験の問題で最後に必ず質問する事があるそうです。

その答えでその人がどれだけ情緒性を持っているかわかるそうです。

宇宙飛行士のその質問の答えは皆同じだったそうです。

その質問とは、

「桃太郎と浦島太郎どっちが好き?」

というものです。

いっけん宇宙や情緒性と何の関係も内容に感じてしまう質問です。

しかし、桃太郎と浦島太郎は全く対極にあるらしいのです。

○桃太郎は目的がはっきりしていて、平和のために鬼退治を計画して、

サル、イヌ、キジを家来にしてキビ団子という報酬で雇い合理的な話である。

努力と報酬がキッチリ描かれていて倫理を偏重している傾向があるそうです。

○その反面、浦島太郎はとても情緒的で、

たまたま通りかかった所に亀がいじめられていてそれを助ける。

何の計画もない。

ただかわいそうだからという感情で動いている。

そして亀がお礼をしたいと背中に乗せて海へ入る。

行き先がどこなのかこの時点ではわからない。

そして竜宮城があり、酒池肉林の世界で最高の気分を味わう。

この辺りがとても情緒的であるみたい。

そして自分だけがこんなに楽しんでいいのだろうか?

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という事で、決して開けてはいけないというお土産の玉手箱をもらい、やっぱり開けてしまう。

この話は全く計画性もなくただただ情緒的なんです。

普通の人は大体「桃太郎」を選ぶそうです。

目的がはっきりしていて、AだからBでCをしてDになる。

と実に倫理的で合理的な物語だからだそうだ。

ちなみに宇宙飛行士の方は皆「浦島太郎」と答えているそうです。

それは想定外の事が起きてもそれに耐えられるだけの情緒性があり、柔軟な対応が出来ると言う事です。

これは現代社会を生きる私たちにも当てはまるんだそうです。

もちろん、情緒性だけじゃなく冷静に倫理的に分析する事も非常に重要です。

人間は、この倫理性と情緒性のバランスが必要なんだそうです。

「倫理的に考えられる頭と、鋼のようにしなる柔軟な心が必要」

という事みたいです。

※参考文献「情けの力 松崎一葉」

情緒性とは、人間の心に働きかけ、様々な感情や感覚を与えるもので、美しいものを心で美しいと感じる、理屈ではない感情の部分である。

僕はすぐに「桃太郎」と答えました。

担当さんはしてやったりの顔(笑)

想定外の出来事にどう対処するか。

一人一人が「寄り添う」という事。

報われない努力の時こそ「情けの力」(情緒性)

う~ん。深い。

「やっぱり世の中ってうまくいかないなぁ~。まぁ、そんなこともあるよなぁ~」


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About the author

デブえもん

こんにちは。僕デブえもんです。 家族構成は 妻ノリえもん、長女リオえもん、次女ミクえもん、長男ヒトえもん。 かわいいやつらです(笑) その中で、一家の大黒柱的な存在の人がうつ病→双極性障害にかかってしまいました。 この厄介な病気を「うつうつ」とニックネームをつけ、闘い、上手く付き合っていけたらいーなーと思う今日この頃な闘病日記です。

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